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2005年 03月 11日

大きな影響

今月は何の日があるか知っていますか。ホワイトデーではありません、ひなまつりではありません。たしかに日本で生活しているとそれくらいしか見あたりません。しかし、今月の25日はイェスキリスト様が処刑された日、そして27日が死から蘇られた日です。こちらでは「イースター(EASTER)と呼び、キリスト教会では大きな行事です。



日本にいるとどうしても「神」や「宗教」は遠ざけられがちですが、アメリカではみな、「Happy Easter」といった会話がごくごく普通に飛び交います。私の学校の先生はとても時給が安いです。プライベートスクールで、キリスト教方針の学校で、先生達は皆熱心なクリスチャン(Christian)達です。ある方は大きな映画館を営んでいた方で、年間で数十億円稼いでいた大富豪で、今は月給4千ドル程度(40万強円)の給料ですが、神様に与えられた仕事、として喜んでやっています。もう一人の方はDr.の称号をEnglish, Frenchの二つ持っている方。本来は大学での教授として給料を稼げたのですが、この学校で働いています。そしてもう一人の方はメキシコで唯一(今はもう少し増えていますが)の携帯電話会社の幹部で部下が5000人以上いた(メキシコの幹部では普通です)が英語も喋れないのに神様に与えられた使命として家族全員でアメリカに入国、そして誰一人英語も話せないのに学校の会計部で働いています。部下は一人です。(私が放課後に部下をしています。それだけです)。ある人たちはきっと「なんて馬鹿なことをしているのだ」と思うでしょう。だけど私はこう思います「私にはできない。彼らはかっこいい。そして、彼らは彼らのすべきことを、職を捨てて、一生をかけてしている。なんてすばらしいことをしているのだろう」、と。私は将来、獣医になります。(なりたい、よりも将来に確信を持ちたいので、言い切らせて頂きます)そして、なにも訴えられない小さな命の発する小さな信号をとらえてあげられる医者になりたい。だけどわたしだけじゃあそんなことはできないし、そんな力もないです。だけど、もう一度元気に走り回れる日を想う彼らに実現させてあげる「手助け」をしてやりたい。そして、最終的に「命」を左右できるのは誰でもなく、神様だと思う。アメリカに来てたくさんの人からいろいろな話を聞き、いつの間にか確信できる「信頼」を神様に預けていた私。この留学の機会は私の人生を左右する大きな物へと変わりました。人生はいつ変わるかわからない。「運命」は信じません。そんなものがあってはやる気がでないから。 こんなに短期間で大きな影響を与えてくれたアメリカ人。彼らはただの先進国民ではなく、心も先進しているのではないでしょうか。

by halfdoller | 2005-03-11 16:12 | about Others


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